我が家の知能、冷静担当、接着剤、ツッコミ担当、携帯大臣の妹が今日から留学に。
私も、弟もそれぞれフランス、カナダに留学しているのでこれで姉弟皆が行ったことになります。改めて両親に感謝です。
私の妹は絶対に人に自分の努力と闘志を見せない、近年稀に見る珍しいタイプの頑張り屋です。留学準備を横目で見ながら、私の時もあれくらい自分がしっかりしてたらなあと思わずにいられませんでした。
家族で彼女を空港に行って、ちょっと時間が余ったのでインタビューしてみました。
では、いってみましょう。

今まで沢山の国を訪れているが、どの国に最も惹かれましたか?
「うーんむずかしい質問ですねえ、、、」(弟:「俺はカナダかなあ」)
「タイはないな、暑すぎる、、、オーストラリアですかね、海がきれいだから。」
留学をしようと思ったきっかけは何でしょう?
「きっかけ?とくにないですけど、コロナはいろいろ考えるきっかけの一つになったことはまちがいないです。」
(大学生の妹と弟は昨年1年間オンライン授業でした。)
留学に一番期待していることは?
「友達が増えることかな。」
(デンマーク前にまずマルタ共和国へ。)共和国の首都バレッタは、街全体が世界遺産に登録されています。バレッタは16世紀に、聖ヨハネ騎士団がオスマン帝国の攻撃を防ぐために建設したという要塞都市で、とっても歴史の深い街なんです。
やっぱり世界遺産には興味は?
「はい。興味ない人っていますか…?」
留学のために勉強したことは?
「特別勉強したというか、いつも通り長い時間かけて勉強しました。
TOEICを受けてから行こうと思って、受けたら意外と点数が高くてあんまり伸びしろないなって(笑)」
一言で自己PRと日本PRを教えてください。
「自己PR?楽しもうぜ」(弟:「適当やん」)
「(日本PR)トイレがきれいです。コンビニは便利だしごはんは美味しい。ルールを守らせたら右に出るものはいない。」
留学後のビジョンは?
「語学力を生かして就職活動をしたいです。」
コロナ禍の、地獄のような日本に残る兄弟と両親に一言お願いします。
「いきろ、死ぬな」
「いやあ、高齢のばばとじじを残していくのは心苦しいんですけど、ナナにお世話を頑張っていただきたい。あと 私が帰ってくるまでにみんな色々やるって言ってますけど、たぶん思っているよりすぐ帰ってきます。」
家のツッコミ担当がいなくなってしまったので、もうボケしか残ってない家族なんですけど、それなりに頑張って生活していきたいと思います。私は、彼女が帰ってくるまでに貯金50万円と脚やせ、TOEIC800点を目標にしてみました。
異国で暮らすのはたしかに大変で、しかもこのコロナ禍で、日本に残る人は心配ばかりです。でも、私がフランスに留学した4年前を思い出すと、あの当時は「自由だあーーー!」という気持ちがとにかく大きくて、毎日が本当に充実していました。今まで生きていた中で、最も正解だった選択は間違いなくフランスに行ったことです。
弟はカナダに行って「いろんな人に優しくしてもらった、これからは優しくしてもらった分自分が人に優しくしたい」と言っていました。大げさなことを言うようですが、こういう草の根のような友情から世界は平和になっていくのではないのかなと思います。
コロナは確かに心配ですが…この時期に賢い選択をした妹の、成長した姿を見るのを楽しみに、日本にいる私も頑張ろうと思います。いい人たちに出会えますように。

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