Adieu 2021, Bonjour 2022 下

Bonjour!新年も明けてもうすぐで10日が経とうとしています。正直何をやったか?というとワンピースを60巻くらい読んだことで、寒さに震えながら特に何もしていません。

希望に満ち溢れた新年を迎えたはずなのに、何をやっているんだということで、とりあえず昨年のまとめと今年の目標を綴っています。

前回分は以下の通り:


2021→2022

前回からジャンルごとに考えて参りました。今回は演劇バレエ部門から振り返り・抱負を考えていきたいと思います。

「引き寄せの法則」では願いを叶える為には3ステップがあり、①願いを言い切る(例:5キロ瘦せる)②その願いを叶える為にどんな行動をすればいいのか3つ以上書き出す(例:間食しない、8時以降固形物を口にしない、等) ③実際に②を実践して継続、と言われています。2021年は願いや目標が沢山あるにも関わらず、なかなか行動に移せない年でした。頭の中をクリアにして、今年こそは夢を叶えましょう。

「こうしよう!二人はめげないロミジュリ!」*1


演劇・バレエ

私がバレエを大体20年ほど習っていたのと、両親や友人も舞台関係をよく見に行くタイプなのも相まって、人よりは舞台芸術に触れる機会が多くあります。祖父も習い事で能を踊っているのでその舞台を見たりとか、まあそんな機会もしばしばあります。

今年は新春すぐに東京バレエ団のニューイヤー祝祭ガラを家族で観に行き、上野水香さんのボレロに感銘を受けました。日本でボレロを踊れる唯一の女性ダンサー(多分)、これからもチャンスがある度に見続けたいと思います。

自分が長く習っていたバレエ教室の先生の好きな言葉は「踊りから音楽が聞こえる」というものでした。彼女のボレロはまさにその通りで、きっとオーケストラなしで見ても私には音が聞こえると思います。

素晴らしかった『ボレロ』に比べて、あまりに酷かった作品は下記のカルメン…

上記は、昨年唯一見た舞台の陳腐さに珍しく私が論理的にキレているブログです。今になってみると「ああひどい舞台だったな」とそんな調子ではなるのですが、当時の私は怒り心頭、あまりの駄作に失神寸前で構成・演出・技術力、全てに対して牙を向けています。

今年の希望としてはオペラはもしファウストがやっていたら観たいのと、バレエは大好きなロシア系のバレエ団の舞台を観たいです。コロナ禍が収まればガルニエ・オペラ(パリのオペラ座)に行って、今シーズンの『真夏の夜の夢』、『ジゼル』が観たいです。真夏はジョージ・バランシンという人の作品で、大学時代に「日本でバランシン研究の第一人者です」と名乗る教授のクラスを取ってからかなり興味がある作品で、ジゼルは私が最も好きな作品だからです。

本当は昨年0月16日〜11月4日*2にオニール八菜の『赤と黒』をやっていたのでとても楽しみだったのですが…タイミングが合いませんでした。オニール氏は前から気になっていた日系のオペラ座のエトワールで、以前から勤勉家と知られその技術力を大好きなスタンダールの小説の舞台にどう映していくのか大変気になっています。

バレエという点では、レオタード事業を考えていたのですが、忙しさにかまけて何も形になっておりません。今年こそは年内中に資金調達を含めて進行させられるように頑張ります。


美容

当初は「特に美容と言っても何もやっていないしな…」と思っていたのですが、よく考えたらミスコン(笑)にも出たし、ジム通いも始めたし、脱毛も行ったし、ピコレーザーも行ってなんなら毎日薬飲んでるし、ネイルも眉毛もまつ毛も毎月サロンに通っているし、今年に入ってから既にもうカウンセリングの予約もしているし…で、結構頑張っていたことを思い出しました。

下記ヨシンモリにしてもらった話は結構お気に入りで、もうこんな高いサロンにはいかないとは思うものの、一生に一回でもトップスタイリストの施術を受けられて良かったなと思いました。

また、髪の毛関係だと今年はヘアドネーションもしました。私は髪が伸びるのが恐ろしく早いのでこれで3回目です。未だに自分がロングヘアが似合うのかショートカットが似合うのかイマイチ分かりません…ただ長い方が多少はエレガントに見られるのではないかなと思って、また最近は伸ばし始めています。なんかそういうの大事かなって…

ジムへは夏前から通い始めました。多い時では週5回ほど通っていて、確かに瘦せていい体だと女友達から言われるのですが、正直なところ私はラテン系の女の子の体型がかっこいいなと思っているので、脂肪が落ちすぎたかなと思っています…服も下着も緩くて微妙ですし、その割に下半身は太ったままです。こういうのってプロのトレーナーに相談した方がいいのかどうか、迷っています…

そこで今閃いたのは、今千葉市が習い事半額キャンペーンをやっているなと思いまして。半額のパーソナルとかピラティスに行って相談してみてなんとかしてみようと思います。今年はバランスの良い、動ける体を目指します。

香水が好きなので、下記投稿では色々香水も試していました。自分のにおいに物凄くコンプレックスがあって、今夏は脇にボトックス注射をしました。本当に効果的で感動しました!通年やらない方が良いと言われたのですが、最近効果が消えてまた通常以上に臭い汗をかくようになったので次またいつ打とうか考え中です。

ないないと言いながらも、意外とありました、美容ネタ。(笑)

今年はコンプレックスの一つだった深爪の矯正をして、見事にネイルにハマりました。夏前頃に深爪治療を始めて、ようやく普通の爪になりました。後程まとめた記事を作成するつもりです。

2022年は体型管理、体力作りは勿論若くて綺麗なうちに満足出来る顔の造詣にしようと思います。それも自己投資の一つだと思うので、倹約しつつ賢くお金を遣っていきます。


美術

エジプト展の為に江戸東京博物館、コンスタブル展・至宝展・印象派展で三菱一号館美術館、アーティゾン美術館へは新収蔵作品展示の観覧へ、初めての世田谷美術館では塔本シスコ展を鑑賞しました。

ギャラリーでの展示は銀座エルメスでマリオ・ルパルクの作品展を2回見て、シャネルではギイ・ブルタンの写真展、エルメスではギルバート&ジョージの大型3連作を楽しみました。

数えてみると今年は大体10か所ほどを訪れたようです。

意外と誘ってみると友人たちも美術館を訪れるのを楽しんでいたり、また自分の仕事の関係で訪れることもあり、今年も引き続き色々訪れて、リラックスしたり学ぶ機会を持ちたいと思います。


読書

2021年は傷心でローランドの御言葉集により元気付けられるというどん底からの始まりでした。私生活では色々あったものの、いちばんの趣味である読書の幅を広げられたと実感した一年でございました。

読了した冊数は約210数冊。

日本に一年間留まるといったことは物心ついた頃から初めてて、ならばむしろ日本を知ろう!と近代日本文学を積極的に読み込みました。上半期は殆どの時間を山崎豊子に費やし、その後川端康成、最近では専ら三島由紀夫に熱中しています。

愛と死の光景、エロスと大義との完全な相乗効果は、私がこの人生に期待する唯一の至福であると云ってよい

三島由紀夫『憂国』(自分自身の)解説より

背筋が伸びるような美しい言葉、凛として強い主人公たちと過ごした一年は自分自身と向き合うことに繋がったと思っています。

『不毛地帯』は、作中で主人公が商社で働く様子が繊細かつ丁寧に描かれていることから、現代ではしばしば「商社志望者必読書」のように言われますが、この話の真髄は戦争というものが個人に与える影響について学ぶ歴史小説だと思います。

主人公壱岐正は異例の出世をするものの、権力抗争、金、汚職、シベリアでのトラウマ、正義とは何かという問題に常に囲まれ、精神的な飢餓状態、つまり不毛地帯に陥り、果たして人生とはなんなのかという問いを真摯に、無口に考えるそんな主人公を取り巻く話でした。

上記は山崎豊子の「戦争三部作」の一つであり、いわゆるシベリア抑留について学ぶきっかけになりました。私の曾祖父たちも長く抑留されていたこともあり、改めて学ぶ機会が出来てよかったと思います。『大地の子』は戦後の中国残留孤児問題、文化大革命について『二つの祖国』は戦中戦後のアメリカに住む日系2世の困難をそれぞれ描いています。

写真は特に鮮烈に記憶に残った本たち。

小説では『汝の名』、評論・エッセイは『ピュドロさん美食批評家はいったい何の役に立つんですか?』*3、翻訳本部門はF・スコットフィッツジェラルドの『美しく呪われた人たち』、自己啓発は『成功者がしている100の習慣』

詳しくは私の読書インスタグラムをご欄下さい。Jessica📚(@jessicabooks_) • Instagram写真と動画

本年は引き続き純文学の世界に浸りつつ、もう少し仏語・英語での読書量を意識していくつもりです。年明けすぐに読んだ荒川洋治の『文学は実学である』という本の中で紹介された「読む人の現実を、世界を一変させる」実学的な下記の本も積読リストに加えようかと考えています。


結構一年間をまとめるのに時間がかかってしまいました。

今年はもう少し段取りよく、かつ文化的なものに沢山触れる歳にしたいと思います。

それではAu revoir!


引用など

*1「こうしよう!二人はめげないロミジュリ!」:最近ドはまりしているなにわ男子の『初心ラブ』のフレーズ。いいなあ、このフレッシュさ

*2パリオペラ座の今シーズンの舞台について:https://madamefigaro.jp/series/ballet/210529-season-program.html

*3 「美食学<ガストロノミ>」という文化と食事の関係を大真面目に考えるフランス。その美食大国フランスでの著名な批評家ジル・ピュドロスキー氏

Le blog de Gilles Pudlowski – Les Pieds dans le Plat

Gilles Pudlowski(@gillespudlo) • Instagram写真と動画


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