数週間前、久しぶりに会って食事をしていた友人から恋愛相談を受けていました。昨日彼女からまた連絡が来て「ついに彼と付き合ったよ!」とのこと。素直に喜ばしい気持ちでお祝いし、お互い頑張ろう、また会おうねという言葉でメッセージを終えました。
今朝目覚めたら3件のラインが入っていました。「聞いて私今帰りなんだけど なんで強制的に残されないといけないの私 正社員じゃないんだけど。」その二日前「朝の7時からさ今まで仕事でさ まじふざけんななんだけど!」
上記どちらも同時期頃からの友人ですが、こうも内容が違ってくるものなのでしょうか。後者からの連絡にもう半年間悩まされ、自分が鬱になりそうなので少し考えてみようと思います。
私は現在営業職をしていて、ほぼ毎日上司から𠮟咤激励されているのですが、その内容の一つが「なめられるな」というもの。私は周囲からポジティブかつアグレッシブ、外交的なタイプに見られますが(そう思われたいので演じているのもある)、実際はその逆でネガティブな内弁慶でひきこもり、争いをなるべくなら避けたいタイプ。困っている人は助けて力になりたいし、自分が我慢すればその場が収まるものにはそう対応するし、謝ってすむならプライドもなく謝ってさっさと帰りたいと思っています。そんなことを見破ってか、約束を簡単に反故にされたり、礼儀のない物言いをされることも多々あります。
おそらくそれはプライベートでも同様で、だからこそ今回のように永遠と続く愚痴のはけ口になる羽目になったのでしょう。
私と彼女はもう5年ほど前からの友人です。私たちは生活の環境が違いすぎるものの、それなりに趣味が合いグループラインや個人ラインでわりと頻繁にやり取りを続けていました。私が大きい失恋をしたときに慰められたこともあって、物凄く恩を感じていました。
お互い様のつもりで、一昨年冬は彼女がどう見ても有害な彼氏と同棲している際の喧嘩の愚痴に毎日3時間付き合い、夏はインターンシップの長ったらしい自己主張のラインにも対応していました。支えるのが友達かと思っていたからです。グループラインでも少し調べればわかる翻訳関係、履歴書関係も全てこちらに聞く始末。一時期あまりに酷いのでやめるように伝えても、無くなったのは数日だけで、変わらずずっと愚痴ばかり。それでも今が彼女の頑張り時なんだと思ってなんとか「大変だね」「もう少しだ」と支え続けてきました。
でも、早朝やってきた「ふざんけんな」ラインですっかり目が覚めました。
何故私が永遠に彼女のサンドバッグで居続けないといけないのか、何故家族でも恋人でもない相手の感情のゴミ箱になり続けなければいけないのか、どうして毎朝目覚めた瞬間から不快な気持ちを感じないといけないのかもうさっぱり分からなくなりました。しばしば離婚などのシーンでコップの水があふれるという言葉が使われますが、この状況下の中、対友人としても全く同じだなと思っています。
これからどうしていけばいいのか?
彼女が本当に大切な友人だったこともあり、愚痴が始まったこの半年間、どう対応していけばよいのか本当に悩みました。毎朝起きて一番最初に目に入るものは彼女の愚痴、仕事が終わって疲れて携帯を開くとまた新しい彼女の愚痴。居住地はかなり離れているものの、全てのSNSで繋がっており、私も周りの人に愚痴るのは嫌だしで、かなり追い込まれていました。
色々身近にある本を読んでみて、ネットでも調べてみて、結論として、自分でももうかなり限界を迎えたのでもう距離を置くしか方法はないか…と思います。とはいうものの、共通の友人の誕生日やSNSでの絡みなど切れない部分も多いので、無理なくではありますが。
そんなことを思いながら「愚痴 辛い」「愚痴 聞きたくない」で検索をかけていると少し興味深いサイトを発見しました。

仏教系の様々なお坊さんが悩みに答えてくれるというもの。
これは他の人のアドバイスにある、関係を断ち切る、関わりを減らすというものとは全く真逆の物。通常の頭では考えつかないことに驚いたので少し引用してみます。
愚痴はアピールです。もっとわたしのことを心配してほしいという。 (…) 三毒、三つの毒だと仏教ではいい、貪瞋痴といいますが、あなたが苦にする知人や恋人の愚痴、これは人間の我の発露です。貪瞋痴を誰かにぶちまけることで、フラストレーションを軽減しようとしているのですが、会うたびにこれを聞かされる。
山内 宥厳 – お坊さんQ&Aサイト回答僧侶[hasunoha]
まったくたまったものではないですね。
あなたはまわりの人の貪瞋痴の愚かさに気づいてうんざりしている。(…)これを笑って根気よく聞いてあげられるかどうか、あなたは修行させられてるんですね。
ちなみに仏教用語の貪瞋痴(とんじんち)とは欲張り、すぐ怒り、無知で馬鹿だという意味だということ。まさに私自身のようで、友達は自分を映す鏡だなと思いました。
もう一点:
ほとんどの人は、愚痴ればスッキリすることが多いのであまりアドバイスはしません。
日顕 – お坊さんQ&Aサイト回答僧侶[hasunoha]
正面から受け止めなくていいんですよ。
相槌くらいで。
毒の袋から、毒の空気がボエーって出てるのをまともに吸ってると毒に犯されますよ。(…)仏教って煩悩をよーく分析してるんですよ。
それを知ってみると、これからの愚痴の受け止め方も変わりますよ!
「渇愛」「煩悩」「三毒」「餓鬼心」あたりでググってみて下さい。
きっと役に立つはずです。
上記のような回答を見ていると、自分も煩悩まみれだということがよく分かりました。これはわりと目から鱗のようでこの質問者のように一人で悩まず相談してみると、意外と新しい考え方に出会えるものだなと思いました。
コロナでせっかく日本国内を堪能できる今、自分自身の精神衛生の為にも、仏教文化とその歴史でも学んでみようかなという気持ちです。
ちなみに今日の上司からの一言は「なよなよすな!」でした。自分の意見を持つまでしっかり考えること、それによって周りに集まる人間の質も変わってくるとのことです。
ではまた、Au revoir!
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