一泊2日の弾丸大阪旅行。
気分もリラックス出来て、久しぶりに先輩に会えて嬉しくて、すっかり大阪のイメージが変わった、そんな旅行でした。
忘れないうちにブログに残しておこうと思います。

テーマは大阪再構築!悪いイメージがあった大阪を分解して、良い印象に組み立て直すような旅でした。
4つのキーワード、カフェ/うどん/メトロ/ホテルの順にご紹介いたしますね。
今回は2つのカフェを訪れました。
一つ目はリロ珈琲喫茶、二つ目はワダカフェ。リロ珈琲は今回案内してくれた先輩オススメのお店で、味は勿論インテリア、雑貨、小物までパーフェクトでした。

以前はオーナーのお婆ちゃまがやっていたココア屋さんだったとのことで、歴史あるレトロな雰囲気が本当に本当に素敵!


ただ古い喫茶店、とは違って埃一つないその清潔さが更に居心地を良くしてくれました。私はレトロカフェは好きですが、汚いお店はあまり好きではないので。

いただいたのは珈琲の花茶。「コーヒーマニアでもあまり飲んだことのないような珍しいお茶」なんだとか。
花を摘んでしまうと実が出来ないので、なかなか摘まれることがない貴重なもの。乾燥し炒って紅茶の様に飲みます。薫りはコーヒーなんですが、味ははちみつが入った紅茶の様に甘くて、ベースはちょっと沖縄のサンピン茶みたいな感じ。
大抵お茶を飲んでるとお茶菓子が食べたくなるんですがこれは一杯で大満足出来る、ちょっと贅沢な感じのお茶でした。
インスタで大人気だという、クリームソーダのお手本のようなクリームソーダを先輩が飲んでいて、それも美味しそうでした。


WAD OMOTENASHI CAFÉは心斎橋の路地を入ったところにある、お洒落な日本茶のカフェ。「まるで現代の茶室」とネット上で言われているように、お茶と器、そのライフスタイルを楽しめるような素敵な空間でした。



入った瞬間からほうじ茶の香りが漂ってすごく穏やかな気持ちに。私は祖母宅でよくほうじ茶を飲むので、あの香りを嗅ぐと習性として落ち着んですよね。
私たちがいただいたのはお抹茶と最中。

私は洋菓子とジャンクなお菓子が大好きだったんですが最近妙に和菓子が好きで、そんな感性とピッタリ合うアフタヌーンティーでした。
器を自分で選べるのですが、置いてある好きな器を選ぶとその器の説明もしてくれるんです。私が選んだこの器は滋賀県の作家が作ったものです、とか。

先輩が選んだ大きめの器は日本の器技術を学んだフランスの作家が作ったものなんだそう。
この日本の侘び寂び的感性、フランス人好きだろうな。
最近の日本の新しいおしゃれなカフェは韓国的というか、韓国インテリアにすごく近くなっていると思っていて、ミニマリズムに一直線というところが面白い。経済的にミニマルにならざるを得ないのかもしれないですけどね。
大阪といえば、粉物?
いいえ、わたしにとって大阪とはうどんです。昆布出汁と薄口醤油のあの上品で繊細な味は関東で食べるうどんとは一口違う。
今回はうどんすき発祥の店、創業250年の美々卯へ。
一言で申し上げますと、完璧なマリアージュでした…。

つゆ、麺、それに合わせるキツネのおいしさといったらもう…あんなに美味しいキツネは食べたことがないです。甘くてジューシーで、一緒に食べるとシンプル乍ら味わい深い一品です。
東京だといつも途中で七味をかけて味の変化を楽しむのですが、関東は山椒とのこと。これがまた美味しさの奥深さを増して、更に上品な味に昇華させていました。

パリよりも難しいメトロ

これはこれはこれは…難しい!!!勝手に比較させてもらうと
パリ<東京<大阪<ニューヨーク
といったところですかね。
東京は乗り慣れているけど、初めて乗ると実はすごくめんどくさくて乗りにくい。それに引き換えパリは若干治安が悪いものの、全部数字と色が違って分かりやすい。まあパリが狭いっていうのもあるかもしれませんがね。
ニューヨークは乗っただけで身の危険を感じるレベルなので最早難しいとかそういうレベルには当てはまりません。
大阪はその間くらいで、まず漢字が難しいし名前も妙に東京と似ているし間違えやすい。どこまで駅名なのかそもそも線名なのか日本人の私でも分からない。


治安は、日本で初めて顔面タトゥーの人を数人見たのでまあそれが少しアメリカのラッパー的なバイブスを感じさせて怖かったくらいですね。
これが現代のデザイナーホテル

大阪に訪れることが決まってどこに泊まろうか考えて色々調べていると、出てくる出てくる素敵なホテルたち。
大阪は新しく出来た感性の高いお洒落なホテルが本当に多いですね!
今回はザライブラリー大阪という、ライフスタイルホテルに滞在しました。
フルサービス型のシティホテルでもなく宿泊特化型のビジネスホテルでもない、次世代のライフスタイルホテルの価値。
素敵なデザインとコンセプト、飲み放題のラテにすっかり満足。
駅から3分。ホテルの外に出てすぐにセブンイレブンもあって長期滞在にも良さそう。

そして何よりネットフリックスが見られるテレビ!!!私も1人暮らしをしたらこんな部屋にしたいな、とイメージできた素敵なお部屋でした。

https://www.instagram.com/p/CMjqztrnIly/?igshid=1o6ea6p3nbnjt
今回の旅行は食事、宿泊、いい天気でのお散歩、先輩との再会と全てが楽しくて素敵でとてもリラックス出来ました。
私の中にあった「やかましい大阪」というイメージよりも「いい意味でエネルギッシュな変化の街」というイメージに変転して、まさに自分の思考の再構築でした。転職活動でも少し行き詰まっていたのでとてもいい刺激になりました。
不機嫌という病を治すにはまず、自分の安全領域から外に飛び出すことだ。そうすれば、すべてをコントロールしなくても日々がうまく進んでいくと気づくこともある。
『旅の効用 人はなぜ移動するのか』ペール・アンデジョン
スウェーデンのベストセラーであるこの本は好奇心が増し感性が増す、と旅人の特徴を述べていますがまさに今回がそうだったかも。東京に帰ってもう少し頑張ってみようと、そう背中を押してくれたとてもいい旅でした。
一日中案内して下さり、お土産まで買ってくださった美穂子さん、本当に感謝しています。ありがとうございました。

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